現在は遅滞しても強引な取り立ては無い

お金を借りたにもかかわらず、その借金返済が遅れてしまいそうな場合は、どう対処したら良いのでしょうか?

10年以上前の昔なら、サラ金の取り立て屋が自宅まで押しかけてきて、大声を張り上げて借金返済を迫るということがあったと思いますが、その行為が社会問題となったので現在では貸金規制法という法律によって、強引な取り立ては法的に禁止されています。

そのため、借金の返済が遅れたからと言って恐喝まがいの強引な取り立てが行われることはなくなりました。 約定返済日に返済ができないと、まず初めに借り入れをしている金融会社から電話で連絡があります。

無視を決め込んでその電話に出ない場合は、金融会社の社員が自宅に訪問をすることもあります。 社員が家までやってきたとしても、昔の様な強引な取り立てが行われることはなく、あくまでビジネスとして丁寧な態度で借金返済の依頼が行われます。

ですので、返済が滞っても怖い目に遭うという事は現在はありません。

ただし、借入先が闇金と言われる違法業者の場合は、恫喝まがいの強引な取り立てが行われる場合もあるようです。 闇金は元々が違法業者なので、取立てに関する法律も無視します。

借金返済が厳しいなら弁護士に債務整理を依頼

行政に登録済みの正規貸金業者であれば、家に訪問した際に返済に関する相談をすることが可能です。

今すぐに支払えない場合は、いつになったら返済できるかを相手にしっかりと伝えることが大事です。 もし、毎月の返済額を減らしたいなら、その様に交渉をしましょう。

交渉が上手く行かないのなら、弁護士を交えて債務整理をすることも考えた方が良いです。 借金返済ができない場合の一般的な対応方法には、任意整理、民事再生、特定調停、自己破産の4種類があります。

自分の借金状況を債務整理専門の弁護士に説明すれば、どの債務整理方法を選択すれば良いのかをすぐに判断してくれます。 弁護士に仕事を依頼すると費用が発生しますが、借金が減額されることを考えると、返済が無理そうなら弁護士に債務整理手続きを依頼して問題解決に当たった方が賢明です。